おしだむ参~推しダムリレーミーティング3~が開催されました!(令和5年9月10日)

2023.12掲載
一般財団法人 水源地環境センター
研究第一部 最上 友香子

 今年も全国のダムファンが集まり、熱いダム愛を語り合うイベントが、令和5年9月10日に新潟県東蒲原郡阿賀町(ひがしかんばらぐんあがまち)発信で開催され、各自のイチオシダムの魅力やダムにまつわる話題で盛り上がりました。

 ダムファンの集いの場としての側面だけではなく、全国各地からのオンラインの参加もあり、阿賀町の交流人口増加につながるイベントともなっています。

 昨年に引き続き、筆者も参加して参りましたので開催状況を報告します。

*令和4年開催のレポート記事、水源地ネット2022年10月号
おしだむ2~推しダムリレーミーティング2~が開催されました!

*令和3年開催のレポート記事、水源地ネット2021年11月号
おしだむ! 推しダムリレーミーティングが開催されました!

集合写真(上:阿賀町会場でのオフライン参加者、下:オンライン参加者)

▼ダム手芸

 プレゼントップバッターのダム手芸愛好家のくりさんからは、 「ダム手芸」作品の数々をご紹介いただきました。

 江川ダム(福岡県)をモチーフに考えられた“えがっち”、台形CSGダムをモチーフにしたバッグ、ポケティッシュダムなど、どの作品も各ダムの特徴がしっかり捉えられたものでした。
 ダム好きさんの方々のリクエストに応えて、どんなダムも「ダム手芸」にしてしまうデザイン力と手芸の技術力の高さに感服しました。
 作品紹介も通販番組顔負けで、参加者の皆さんも欲しくなった方々がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

赤いゲートが特徴的な
えがっち

台形CSGダムをイメージした
おしゃれなバッグ

いろいろな布地で作られた
ポケティッシュダム

▶2023年森と湖に親しむ旬間 大石ダム見学

 今年の7月29日に行われた「大石ダム(新潟県)」の見学会の参加レポートが紹介されました。普段は入れない監査廊や操作室にも入ることができ、大変盛況だったとのことです。

 国土交通省及び林野庁では、毎年7月21日から7月31日までを「森と湖に親しむ旬間」と定め、全国の多くのダム等において、ダム見学会や森林学習といったダムや森林の役割をより身近に感じられるようなものをはじめ、様々なイベントが開催されています。
 「推しダムリレーミーティング」は毎年、本期間後に開催されることから参加者間のトークでは、見学会での話に花が咲くこともあります。
 ダム好きの皆様、来年度は参加レポートを熱くプレゼンされてみてはいかがでしょうか。

大石ダム見学のプレゼン
ダムと一緒に写っているのは
「ダムらきくん全国占領計画中」のダムらきくん

阿賀町のダム 鹿瀬ダムの紹介

◀阿賀町のダムの紹介

 本ミーティングの開催地である阿賀町のダム「鹿瀬ダム」にまつわるプレゼンも行われました。

 約10年前に行われた鹿瀬第一発電所のリニューアル工事の様子を貴重な写真とともに説明いただきました。
 同様の発電所リニューアル工事は同じく阿賀町にある豊実ダムの豊実発電所でも、ほぼ同時期に行われています。
 両工事で特徴的な点として、既設構造物を解体したコンクリート塊を再生骨材コンクリートとして再利用されたことが紹介されました。豊実発電所リニューアル工事で発生した解体コンクリートのうち、約90%を同じ発電所敷地内で有効活用されたとのことです。

 真面目なダムの話の後は、寒河江ダムや周辺観光地をご友人と楽しく巡られた際の旅行記も紹介いただきました。

▶湯原ダム

 ダムマイスターのSUJUNさんからは、湯原ダムの下流に位置する「湯原温泉砂湯」に訪れた際の様子をご紹介いただきました。

 ダム下流部から堤体を眺められる温泉は、小牧ダム、日中ダムをはじめ全国各地にありますが、今回紹介いただいた湯原温泉砂湯は、 日本一のダムビュー「混浴露天風呂」ということで、ダムビュー撮影の難易度は高めの温泉だったようです。
 混浴温泉でベストダムビューを撮影するまでの道のりの紹介に少々ハラハラドキドキしつつ聞き入りました。また、参加者からも「行ったことがある!」との声が挙がりました。

湯原ダムと湯原温泉砂湯

『心のダム』のプレゼン

◀心のダム

 ダムマイスターの目黒公司さんからは、「心のダム」について話題提供いただきました。

 「心のダム」という言葉は、合唱曲やゲームのキャラクターソングに出てくるもので、これを皮切りにJ-POPの歌詞における「ダム」の用例を真面目に(かつ面白く)紹介いただきました。

 著作権の都合もあり、残念ながら具体的な内容は本記事では紹介できませんが、思いもよらない観点からもダムに関するトークができるのは「推しダムリレーミーティング」の魅力です。

 当日八ッ場ダムを訪れていたオンライン参加者から急遽ダムからの生中継が行われるなど、フリートークタイムも盛り上がりました。
 また、筆者からは話題提供として、最近訪問したダム(やんばる9ダム、八ッ場ダム、宮ヶ瀬ダム等)を紹介しました。

八ッ場ダムに訪れていた▲
参加者からの中継

筆者からの話題提供▲
やんばる9ダムスタンプラリー

▶来年の開催に向けて

 「推しダムリレーミーティング」の前身となった「阿賀町ダムシンポジウム(平成30年開催)」「阿賀町ダムシンポジウムII(令和元年開催)」は現地での講演会や見学会として開催されていましたが、 コロナ禍の状況を踏まえて、令和2年以降はオンライン形式(令和3年以降はオフライン併用)で開催されてきました。

 コロナ禍で開催が控えられていたリアルイベントも開催可能となりつつある中で、今後はリアルイベントの復活に向けて動かれています。

 そこで、今回は新たな取組みに向けて「お試し」でオフライン参加のSUJUNさんと筆者でダムグッズの展示を行いました。
 来年の「推しダムリレーミーティング」の情報を楽しみに待ちたいと思います。

ダムグッズの展示▲

壁に飾られているのはSUJUNさん作成の某旅行情報誌のパロディ年賀状、
いずれもダムや産業遺産が登場

机に並ぶのは筆者が趣味で製作したダムのキャラクターのぬいぐるみと
イベント参加時にダムでいただいたグッズの数々


 今回のイベントの発信地となった阿賀町は、新潟県の東部に位置し、多くの山々と豊富な森林資源、そして大河・阿賀野川と清流・常浪川の流れに恵まれた、水と緑の美しい町です。

 阿賀町では、4つのダム(小荒ダム、鹿瀬ダム、豊実ダム、揚川ダム)があることから、「ダム」を通じた阿賀町の魅力発信に取り組まれています。

主催:阿賀まちづくり株式会社
( facebookページ )

おしだむ参当日に撮影した 揚川(あげかわ)ダム(阿賀野川水系阿賀野川)