2023.3掲載
一般財団法人 水源地環境センター
研究第一部 真柄 圭、浅井 直人、最上 友香子
沖縄の北部ダム統合管理事務所で「沖縄復帰50周年記念イベント」として実施されているやんばる9ダムスタンプラリーに参加してきました。このスタンプラリーは、沖縄北部の9ダムを巡り、各ダムに設置されているスタンプをコンプリートすると、特典として限定の「9ダム記念カード下敷き」がもらえる期間限定のイベントです。今回の取材では、2日間にわたって沖縄中を巡りに巡った軌跡とともに各ダムの魅力を紹介していきたいと思います。
↑旅のお供の「ダムさん」※ たち(左二つは重力式コンクリートダム、一番右はフィルダム)
※内閣府 沖縄総合事務局 開発建設部により作成されている学習資料 Theダムに登場するキャラクター(ぬいぐるみは当センター職員が趣味で作成)
学習資料 Theダムは「北部ダム統合管理事務所HP やんばるのダム ダム資料室(外部リンク)」にてダウンロード可能で、やんばるのダムについて楽しく学べる内容となっています。
今回のスタンプラリーの対象となる9ダムの場所は以下の通りで、数字は今回訪れた順番を表しています。1日で周りきるのは難しいので、今回は1日目午後にて金武ダムをスタートし、漢那ダム、羽地ダムを巡ったのち名護市内で1泊して残りのダムを巡るルートでチャレンジしました。
9ダムを巡る方には、各ダムの位置関係や道順が案内されている「北部ダム統合管理事務所HP やんばるのダム ダム周遊マップ(外部リンク)」がおすすめです。
※ルート図は「北部ダム統合管理事務所HP やんばるのダム 9ダムマップ(外部リンク)」に加筆して作成
↑堂々と掲げられたやんばる9ダムスタンプラリーののぼり、気持ちが高まりますね
↑記念すべき一つ目のスタンプと金武ダムカード、ダムさんでパシャリ
↑金武ダム管理所から堤体と海の両方を眺めることができる海好きにはたまらないダムです
↑令和4年9月にオープンしたばかりのKINサンライズビーチ海浜公園
1月とは思えないこの景色で冬でも美ら海が楽しめました
↑記念すべき二つ目のスタンプ
ダムさんのぬいぐるみは漢那ダムの本ダム(重力式コンクリートダム)と脇ダム(フィルダム)を表現
↑ダム管理所の近くに小さな水族館が設置されているのかと思うくらい立派なダムの資料館
↑沖縄のグスクの歴史的石造技術をモチーフとした石積み模様の堤体
↑脇ダムはの長さは500mと本ダムの185mと比べると約2.5倍にもなります
転がりたくなる芝生が生い茂っています
↑漢那ダムの近くにある道の駅「ぎのざ」での一コマ
食べるのに夢中で写真を撮り忘れましたがサーターアンダギーがおいしかったです
↑羽地ダムの堤体にはダムかるたが埋設されています
一つ一つじっくりと読んで歩くだけでもかなり見ごたえがありました
↑羽地ダム管理支所はこのような感じで、左側の円形部分の1階がダム資料館になっています
↑羽地ダム資料館の平面図
羽地ダムだけではなく周辺の羽地地区の歴史や生活・文化も知ることができる資料館でした
↑大保ダム管理支所で4つ目のスタンプをゲット
だんだんスタンプが埋まってきました!
↑大保ダムのマスコットキャラクター「ブナキー」がお出迎えしてくれました
↑大保ダムの展望台からはダムの全景を眺めることができました
高さ77.5mのダムをこのアングルで見ることができる贅沢な展望台です(車で行けるのでぜひ行ってみてください)
↑下流から見る辺野喜ダム
夜になるとダム周辺には満点の星空が広がるそうです
↑辺野喜ダムのマスコットキャラクター「イジュン」
伊集の花をモチーフとしたキャラクターだそうです
↑辺野喜ダムの堤体
手前が重力式コンクリートダムで奥がフィルダムになっています
(本写真は令和4年9月来訪時に撮影したもの)
↑ダム下流には大きな「フンガワダム」の文字が配置されていました!
↑国の特別天然記念物に指定されているキツツキの仲間であるノグチゲラをモチーフとしてデザインされた
普久川ダムのマスコットキャラクター「ノグちゃん」、ダムの展望台に行けると会えます
↑趣のある茅葺き屋根のトイレも普久川ダムに訪れたら必見です
↑辺野喜ダムと普久川ダムは無人ダムなので、安波ダムでまとめて3つのスタンプとダムカードをゲット
↑安波ダムから下流を眺めると・・・ここにもありました!「アハダム」の文字が見えます
↑安波ダム近くのキャンプなども楽しめる道の駅「やんばるパイナップルの丘安波」にも立ち寄りました
(パイナップルスムージーがおすすめです)
↑新川ダムのキャラクター「アラリン」
沖縄本島北部の山林に生息する「リュウキュウアカショウビン」をモチーフとしてデザインされたキャラクターです
↑新川ダム右岸側からもダムの下流面を眺めることができました
↑新川ダム湖畔には、かながな~広場(キャンプ場)が整備されています
[写真出典:令和元年度 沖縄地方ダム管理フォローアップ委員会 新川ダム定期報告書概要版]
↑福地ダムの堤体、高さは91.7mと沖縄最大の高さを誇ります
↑福地ダム堤体から下流を覗くと・・・ありました!!「フクジ」の文字!!!
↑福地ダムはなんと海へと直接放流されるという全国的にも珍しいダム
この景色は一見の価値ありです
↑福地ダム管理支所で福地ダムと新川ダムのスタンプをゲットして、全ダムのスタンプをコンプリート!
2日間にわたるスタンプラリーの旅がついに終わりを迎えました
スタンプラリーの旅から一か月ほど経過したある日、沖縄北部ダム統合管理事務所から一通の封筒が届きました。
期待に胸を膨らませ封を開けると・・・出てきたのはそう「9ダム記念カード下敷き」!!!
↑表面には各ダムの沖縄観光インフラカード
↑裏面は組み合わせると首里城がよみがえる仕様となっています
今回の「やんばる9ダムスタンプラリー」では、沖縄のダムを巡りながらそれぞれのダムの魅力を数多く見つけることができました。皆さんも機会があればぜひ参加してみてください。
スタンプラリー第2弾は特典がなくなり次第終了とのことです。スタンプラリーに参加されたい方は「北部ダム統合管理事務所HP やんばるのダム(外部リンク)」などで最新の情報を確認してお出かけください。
おしまい