白川湖(白川ダム)の水没林

最上川ダム統合管理事務所

山形県西置賜郡飯豊町の白川湖は、日本三大急流の一つ最上川支川の置賜白川に、昭和55年に完成した白川ダムの貯水池であり、山形、福島、新潟の三県にまたがる磐梯朝日国立公園の飯豊連峰に抱かれ、四季折々の豊かな自然を活かしたイベントの開催やキャンプ場など体験型施設が整備されています。

近年は、白川湖岸公園周辺の「白川湖の水没林」がマスコミ等に大きく取り上げられ、幻想的な景観を見るため全国各地から数多くの方が白川湖へ訪れるようになりました。

融雪期限定の水没林(フォレストいいでから撮影)

湖上の水没林(飯豊町提供:白川湖岸公園から撮影)

白川湖岸公園周辺

この水没林は、飯豊山系からの雪解け水により満水となったダム湖に、群生するヤナギが水没して湖面から若葉が生い茂っているような風景が広がります。

さらに最近では、地元飯豊町のカヌークラブによる水没林の中を巡るカヌー体験ツアーや、夜間のライトアップも行われるなど、地元も地域観光の目玉として取り組んでいます。今年の4/27から5/6までの大型連休には、約1,400人がカヌーに乗って水没林を間近に楽しんだそうです。(いいでカヌークラブによる)

水没林を進むカヌー体験(飯豊町提供)

水没林のライトアップ(飯豊町提供)

この景色は、ヤナギの若葉の出始める4月中旬から、夏の洪水期に向けてダム湖の水位を低下させ始める5月中旬までの1ヶ月間限定の珍しい景色です。この記事が紹介される頃には、残念ながらダム湖の水位は低下していますが、引き続き飯豊山系の残雪を背景に新緑の眩しい白川湖周辺で様々なアクティビティーが楽しめます。
皆さんのお越しをお待ちしています。

最上川ダム統合管理事務所:https://www.thr.mlit.go.jp/mogami/index.html
飯豊町:https://www.town.iide.yamagata.jp/