2018.11掲載
国土交通省 関東地方整備局
霞ヶ浦導水工事事務所
▲霞ヶ浦導水事業模式図 |
■名称 | :霞ヶ浦導水事業 |
■所在地 | :①那珂導水路 茨城県水戸市渡里町地先の那珂川から 同県土浦市湖北地先の霞ヶ浦土浦沖 |
:②利根導水路 茨城県稲敷市結佐地先の利根川から 同県上須田地先の霞ヶ浦麻生沖 |
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■河川名 | :霞ヶ浦導水路 |
■形式 | :地下水路圧力管方式 |
■延長 | :約45.6km |
①那珂導水路 約43.0㎞ 導水量 最大15m3/s | |
②利根導水路 約2.6㎞ 導水量 最大25m3/s | |
■事業者 | :国土交通省 |
■完成予定年月 | :2024年 |
霞ヶ浦導水事業は、上流ダム群、中下流域での貯水池、湖沼開発、河口堰等と合わせ、限られた水資源を有効活用するための那珂川・霞ヶ浦・利根川を結ぶ水のネットワークを形成するもので、流況の異なる二つ以上の河川を水路で結び、時期に応じて相互に、余裕のある河川から不足する河川に水を補給することにより、それぞれの河川の流況を改善したり、河川・湖沼の水質改善を図ること目的としています。2018年11月末時点で、計画4 機場 のうち3機場が完了、計画導水路立坑12基のうち11基が完了しており、導水路の那珂導水路は、約43㎞のうち約14.2㎞が完了、利根導水路は約2.6㎞が完了しています。現在、那珂導水路那珂樋管の工事を行っており、来年度から那珂導水路工事を進める予定です。なお、那珂樋管では、導水事業における那珂樋管への魚類迷入(吸い込み)防止等を確認するための試験・調査を実施予定です。
①施設見学について
霞ヶ浦導水工事事務所では、大規模なポンプ施設等、既に完了している施設の現地見学会を実施しています。
それぞれの施設の役割など、ご希望に合わせてコースをご案内いたしますので、ご連絡、ご相談ください。
※土日、祝日及び年末年始は見学を実施しておりません。また、工事の状況によっては見学いただけない場合もございます。あらかじめご了承ください。
その他、注意事項などについてはお問い合わせいただいた際にご連絡します。
問い合わせ先
霞ヶ浦導水工事事務所 工務課 TEL029-822-3009 FAX029-822-8865
②見学を予定しているスポット(見どころ)
▲導水カード 霞ヶ浦導水工事事務所では、事務所オリジナルのカード型パンフレットとして「導水カード」を配付しています。 |
▲ 千波湖 千波湖とその周辺は、偕楽園(日本三大名園の一つ)の借景となっている自然豊かな空間であり、市民や多くの観光客に親しまれています。 |
▲霞ヶ浦環境科学センター 霞ヶ浦をはじめとする県内の湖沼、河川の水環境や大気環境などの保全に取り組むため、「調査研究・技術開発」、「環境学習」、「市民活動との連携・支援」、「情報・交流」の4つの機能を、市民、研究者、企業及び行政の4者のパートナーシップのもと、効果的に発揮できる施設を目指しています。霞ヶ浦に関して歴史・地理・文化・生物・水質など、様々な視点で学ぶ常設の展示室があります。野外広場では生き物の観察や展望デッキから霞ヶ浦を一望することが出来ます。 |
霞ヶ浦帆引き船
風力を利用して網を引っ張る帆引き漁法、昭和40年代にはいったん廃れたものの、観光帆引き船として復活。 |
つくば霞ヶ浦りんりんロード
都心から約1時間で行くことのできる茨城県南部のサイクリングコース。霞ヶ浦などの水郷地域や筑波山地域などの豊かな自然や風景、歴史的・文化的資産など多様な地域資源を有しています。 |
霞ヶ浦導水事業は、那珂川、霞ヶ浦および利根川をつなぐ広範囲にわたる事業です。
那珂川、霞ヶ浦および利根川は、水資源の安定的かつ広域的な供給等に重要な役割を果たし、流域の産業・経済の発展に寄与してきました。
しかし、産業の発展や都市化の進展によって、霞ヶ浦や水戸市を流れる桜川等の水質汚濁、那珂川や利根川における渇水など、さまざまな問題が発生するようになり、流域全体で水質浄化、安定した水資源の確保に向けた取り組みが進められています。
なお、夏休み、冬休み期間を活用した「特別見学会」も実施しています。霞ヶ浦導水の施設を見てみたい!という方は、是非見学にお越しください
▲那珂機場の外観 |
▲那珂機場ポンプ室 |
▲那珂機場沈砂池 |
▲上飯沼立坑 |
▲平成30年度夏休み!特別見学会 |