2017.11掲載
内閣府 沖縄総合事務局
北部ダム統合管理事務所
北部ダム統合管理事務所は沖縄本島北部に建設した直轄9ダムの統合管理を行っています。沖縄本島の水資源は、水源量全体の約80%が北部地域(通称:やんばる)のダムから取水される一方、その約86%が中南部地域に供給される「北水南送」と呼ばれる構図となっており、中南部の住民生活はもとより、沖縄経済の発展に寄与しています。
沖縄を支えるやんばるのダム (福地ダム) |
沖縄総合事務局による直轄多目的ダム事業は金武ダムの完成により10ダムの完成(うち倉敷ダムは県へ移管)という大きな節目を迎えたため、平成26年に水源地域の活性化を図る目的で「沖縄北部ダム湖サミット」が開催されました。
このダム湖サミットの中で、「水源地やんばるの自然やダム湖の魅力を活かした活動を通じて森や水の大切さを認識してもらうこと」、「北部地域間の連携を行うのみならず中南部地域との交流・連携を促進する」とした「沖縄北部ダム湖サミット宣言」が採択されました。
当事務所ではその理念・方針に基づき平成26年度より「沖縄北部ダムツーリズム」として、ダム及びダム湖等を地域の観光資源として捉え、水源地域の魅力発信及び活性化に向けた取り組みを積極的に進めているところであり、さらに多くの人にダムを訪れて親しんでもらうことを目的に、新たな取り組みとして平成29年3月から「やんばる9ダムスタンプラリー」を開催しました。
沖縄北部ダムツーリズム概念図 |
【名称】やんばる9ダムスタンプラリー ~ダムを巡って楽しもう~
【期間】平成29年3月29日(水)~9月30日(土)
【場所】やんばるの9ダム(北部ダム統合管理事務所管理9ダム)
【景品】スタンプラリー限定オリジナルカードまたは選べるダムバックヤード体験ツアー券
スタンプラリー用紙 |
平成29年9月30日終了までに、参加者(用紙配布枚数)は1453人、そのうち9ダム全てを巡った達成者は280名と多くの方に参加いただいました。
スタンプラリー実施状況 | バックヤード体験ツアー実施状況 |
達成者にアンケート調査を実施した結果、「①スタンプラリーへの感想」、「②景品への感想」では、9割以上が「とてもよかった」・「よかった」と回答されていて大変好評をいただきました。また達成者は県外や本島中南部から参加された方が約9割と多いこと、達成者の7割はダム以外の観光施設にも立ち寄っていることから、サミット宣言の理念である「北部地域間の連携を行うのみならず中南部地域との交流・連携の促進」に寄与できました。さらに県外からの北部地域への観光客誘致による水源地域の活性化に貢献できたものと考えています。
①スタンプラリーへの感想 | ②スタンプラリー景品への感想 |
③達成者住所 | ④周辺観光施設への立寄りの有無 |
第1回スタンプラリーの結果を受け、引き続き平成29年10月1日より、平成30年3月31日までの期間限定で、景品にダムカードフォルダーを追加し「第2回やんばる9ダムスタンプラリー」を開始しました。 沖縄を訪れた際は、ぜひ参加してみてください。