小さな小さな映画を楽しむ会が開催されました(夕張シューパロダム)

2019.9掲載
水源地環境センター
研究第一部 最上 友香子

 令和元年8月10日(土)に、夕張シューパロダムで『小さな小さな映画を楽しむ会(主催:夕張川ダム総合管理事務所)』が開催され、地元夕張市の方を中心に、遠くは神奈川県のダム好きの方を含む約30名の参加者が集まりました。

この『映画を楽しむ会』では、ダム施設内での映画鑑賞とプチダム見学会が行われました。


▲参加者全員での記念写真

▲映画館に早変わりした利水放流操作室

夕張の懐かしい風景を映画で鑑賞


 上映作品は事前に参加者には知らされておらず、“当日のお楽しみ“となっていた『ユーパロ谷のドンベーズ』でした。
本作品の映像はVHSしかなく非常に貴重なもので、炭鉱の閉山で人口が減少しつつあった80年代の夕張を舞台に、子ども達が小学校の野球チームで元気に奮闘する物語です。 参加者は、作品中の随所に映し出された今は見ることができない夕張のまちの風景を楽しみ、当時を懐かしみながら映画を鑑賞しました。

事務所職員のお手製で音響・映像設備が準備された趣のある利水放流操作室で、通常の映画館とは異なる非日常を味わいました。

▲懐かしい風景を楽しむ参加者


▲利水放流操作室の本来の目的も説明


映画鑑賞後は”プチダム見学会”を開催


 映画鑑賞後は、”プチダム見学会”が開催され、 通常は入ることができないダム直下や監査廊、取水塔の上からのダム見学をとおして、参加者に夕張シューパロダムの役割や効果を知っていただきました。


▲ダム下流を望む


▲洪水吐上流から見る出会い橋


▲監査廊の見学

 事務所職員による説明を受けながら、監査廊では地震計などの計測機器、巡視・点検用の階段も見学し、いつでもダムの機能が発揮できるように管理に取り組んでいることを知っていただきました。

 取水塔上部での見学では、普段では絶対に見ることができない洪水吐から覗く下流の風景も楽しみました。


▲取水塔上部からの見学


▲ダムを見ながら説明に耳を傾ける参加者

 参加者からは「工事中のダムに来たことはあったが、完成してからは初めて来た」との声が挙がったり、出会い橋の名前の由来を事務所職員に尋ねたりするなど、ダムに親しんでいただくことができました。

夕張シューパロダムへのアクセス


 自動車利用で、道東自動車道 夕張ICより約20km(約40分)、新夕張駅より約18km(約20分)です。

■ ダムカード配布と下流管理用道路の一般開放について(令和元年9月●日現在)
 平成29年11月2日より落石の危険性及び降雪期の雪崩の危険性があるため、ダム資料館までの管理用道路が通行止めとなっています。
このため、ダム資料館が閉館され、ダム資料館でのダムカードの配布が一時的に中止されており、臨時配布が行われています。
【参照:(右図)夕張シューパロダムへのアクセスとダムカード臨時配布場所】

最新の情報は、夕張川ダム総合管理事務所ホームページ(外部サイト)でご確認ください。

▲下流管理用道路の一般開放箇所

▲夕張シューパロダムへのアクセスとダムカード臨時配布場所

【一般開放区間】(令和元年6月3日~10月31日 平日9:00~17:00)
:車両・徒歩ともに通行可能
:徒歩のみ通行可能(自転車を含む車両通行止)

:立入禁止
ダムカード臨時配布場所
・道の駅夕張メロード サービスカウンター
・夕張市役所4階 地域振興課
・夕張市役所 南支所