美和ダムストックヤード施設内見学会が開催されました

2021.4掲載
最上 友香子

 平成27年9月より着手された湖内堆砂対策施設(ストックヤード)が完成したことをうけ、土砂で覆われることになる 運用開始前に、施設内に入ることができる見学会が令和3年3月20日、22日の2日間、開催されました。

 両日とも天候に恵まれ、2日間の開催日程ともに長谷地区の方が参加された午前の部、一般参加で全国から参加を募った午後の部が開催され、計4回の見学会は大変盛況でした。

見学会当日(3月20日)の美和ダム

完成したてのストックヤードの様子

どんな施設?

パネルを用いて説明

ストックヤードの説明を聞く参加者

 最初に、三峰川総合開発工事事務所による湖内堆砂対策施設(ストックヤード施設)の計画や工事の状況、今後の運用方法
などについての説明が行われました。

 参加者の方が真剣に説明を聞く姿に、職員の方の説明にも熱が入ります。

 ※事業について詳しく知りたい方は、以下の三峰川総合開発工事事務所HP(事業のあらまし)をご覧ください。

施設全体を一望!!

 高所作業車に乗車し、ストックヤード施設と再開発に伴い建設された
三峰堰のダム湖である長谷湖を地上から約20mの高さから見学しました。

 見学の記念写真の撮影は、高所作業車のバケットの高さまで、ドローンを飛ばしての撮影となりました。

高所作業車乗車の記念撮影

高所作業車からの見学

いよいよ施設内へ…

見学者の方々と比較するとストックヤードの大きさが分かります

ストックヤード壁への落書き

 ストックヤード施設の中では、壁への落書きやドローンの操縦体験、広いヤード内を見て回るなど、参加者それぞれが思い思いに楽しみました。

ドローンの操縦体験

 今後、このストックヤード施設には、ダム湖に堆積した土砂のうち細かい土砂が送泥管を通じて運ばれるとともに、 洪水時に分派堰を越えてダム湖に細かい土砂が流入・堆積します。

 これらの土砂は、土砂バイパス運用時にダム下流へ排砂されることになります。

 今回の見学会はコロナ禍での開催となりましたが、感染症対策に万全を期した上で、今しかできない見学や体験を行うことができました。

 運用開始後の一連の施設の効果に期待が高まります。

公式Twitter

美和ダムの最新情報は、再開発事業の整備を進めている「三峰川総合開発工事事務所」及び
美和ダムを管理している「天竜川ダム統合管理事務所」の公式Twitterで提供されています。

湖内堆砂対策施設(ストックヤード施設)の整備やダムの状況等はこちらでご確認ください。

◆三峰川総合開発工事事務所
◆天竜川ダム統合管理事務所

美和ダムへのアクセス

伊那ICから車で40分

JR飯田線伊那市駅からバスで35分
中非持 停留所下車徒歩2分)

 美和湖周辺は、これから、全国的にも有名なタカトオコヒガンザクラが咲き誇り、桜の見頃を迎えます。
 春の陽気を楽しみに美和ダムを訪れてはいかがでしょうか。
(コロナ対策は万全に!)