地元の祭りとタイアップしました ~浅瀬石川ダム・津軽ダム・冬のライトアップ~

国土交通省 東北地方整備局
岩木川ダム統合管理事務所

岩木川ダム統合管理事務所が管理する “浅瀬石川ダム” と “津軽ダム” では、それぞれの立地市・村のお祭りに合わせてライトアップを行いました。

浅瀬石川ダムが立地する黒石市では2月5日 (日) に藩政時代から続く旧正月の初売り行事「旧正マッコ市」の開催。2月4日 (土) から2月12日 (日) までは浅瀬石川ダム直近に位置する津軽伝承工芸館で「雪の降るさと2023」の開催。また、黒石市を全国にPRするために、黒石市民による自作の雪だるまを紹介する「私の雪だるまコンテスト」が2月22日 (水) まで募集という冬のイベントが集中しています。そこで、浅瀬石川ダムでは「雪の降るさと2023」とタイアップで2月3日 (金) から2月12日 (日) までの期間に、毎日17時から20時まで「冬のライトアップ」を実施しました。

また、津軽ダムが立地する西目屋村では2月1日 (水) から2月19日 (日) まで「乳穂ヶ滝(におがたき)ライトアップ」を開催。2月18日 (土) と2月19日 (日) は「白神山地ビジターセンター冬のふれあいデー」が開催。こちらも冬のイベントが重なるため、津軽ダムでは集客が見込まれる「乳穂ヶ滝ライトアップ」期間内の2月10日 (金) から2月19日 (日) までの間、毎日17時30分から20時まで「冬のライトアップ」を行いました。

浅瀬石川ダムでは、毎回好評をいただいているレインボーカラー。津軽ダムでは、5分毎にカラーチェンジをする演出。そして、カラーチェンジについては、今回もホームページとツイッターでカラーパターンの時間割を事前に公表し、来場者が見たい色の投影を寒い中で待つことなく予定を立てて来られるように情報提供しました。

今回のカラーパターンは冬をイメージする白と青の寒色、室内で暖をとるイメージのオレンジ、ピンク、イエローという暖色を取り混ぜ、さらにレインボーカラーを加えて作成しました。

「雪の降るさと」で浅瀬石川ダムライトアップ

レインボーカラーで彩った津軽ダム

ライトアップ時に上映している動画(約5分の繰り返し)は、両ダムそれぞれのイメージキャラクター(浅瀬石川ダムはビーバーの「あっちゃん」、津軽ダムはクマゲラの「ペッカー君」)がクマタカと雪合戦をします。投影場所は、浅瀬石川ダムはダム堤体ですが、津軽ダムはダム堤体ではなく、管理庁舎向かいの山の斜面に大きく映し出しました。これは今回が初の試みでしたが、駐車場から間近に見る事ができるので大迫力です。白い雪で覆われた斜面のある冬しかできない、雪国ならではの投影になります。

山の斜面に投影したペッカー君の雪合戦

また、津軽ダムパーク内にはクリスマスライトアップでも好評だった「ダムパーク・イルミネーション」の電飾を増設しました。32本の放射状のツリー型イルミネーションを庁舎壁面に1ヶ所、つらら状のイルミネーションを東屋の周りと、階段部分に2列で30m増設しましたので、今までより見映えが良くなりました。

ライトアップ初日は、開始前から来場する車あり、ライトアップを見た後でダム湖に向かって「ヤッホー」と連呼する若い娘達あり、黙々と三脚をセットし撮影するご老人あり、幼児を肩車して見物する若夫婦ありと、次々に人が入れ替わりご来場いただきました。幼い子は覚え立ての言葉を駆使して「色、きれい。色、きれい。」と繰り返して感動を伝えます。両親はそれを聞いて感激します。「本当にきれいだね。来て良かったね、本当に。」と言っていました。

ダムに親しんでもらい、地元の活性化にも貢献したいという思いで企画した令和4年度の四季のダムライトアップは、これをもって全て無事終了です。

電飾を増設した津軽ダムパーク・イルミネーション全景

屋根部分から垂らした32本のツリー型

階段に施した2列30mのつらら型

つらら型で飾った東屋のイルミネーション



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