八ッ場やんばダムふるさと納税者限定放流イベントが開催されました

2023.8掲載
一般財団法人 水源地環境センター
研究第一部 最上 友香子

 令和5年5月27日(土)に八ッ場ダムふるさと納税者限定放流イベントが開催されました。

 本イベントは、一般社団法人つなぐカンパニーながのはらのダムオープン化事業として、群馬県長野原町のふるさと納税商品「八ッ場ダム放流イベント」が提供されたものです。

放流の様子とにゃがのはら

まずは放流の様子をご覧ください

プレミアムコース限定見学ツアー

快晴に恵まれたイベント当日

 放流イベントのふるさと納税商品は、ダム放流を1回見学できる「一般コース」と、ダム放流を2回見学でき、ダム下流の紅葉橋への入場が可能な「プレミアムコース」が準備されていました。

 今回の取材では、「プレミアムコース」に参加してきました。
 その様子を写真とともにご紹介します。

つなぐカンパニーながのはらの方々に、ダムが完成した現在では見ることが
できない貴重なダム建設中の写真も交えながら説明していただきました。

ダム天端で説明を受ける参加者。プレミアムコースはダム好きの方々が
全国から集まってきており、少々マニアックな会話も耳に入ってきました。

 堤体を見学した後は、堤内エレベータに乗って常用洪水吐設備のゲート室に向かいました。
 今回の見学の移動では、通常一般開放されているエレベータではなく、管理・点検用のエレベータを利用した特別感のある見学ルートとなっていました。

 堤体内はセキュリティの観点から原則として写真撮影禁止とされていますので、ここでは撮影可能エリアでの見学風景をご紹介します。

ゲート設備を間近で撮影する参加者。
限定ツアーなので混み合うこともなくじっくり撮影できました。

下から見学した後は階段を上り、上からも見学して
高圧ラジアルゲートの迫力を堪能しました。

監査廊内移動中にはプラムライン室も外から見学しました。

堤体内に長く続く階段も少し覗き見させていただきました。
吸い込まれそうな階段に参加者から驚きの声が上がっていました。

最後に下流苑地に出て見学ツアーは終了です。
つなぐカンパニーながのはらの皆様、ありがとうございました!

クレストゲートからの放流を見学

 ふるさと納税者のクレストゲート放流見学は、午前中に2回(1回目10分間、2回目15分間)行われました。

 クレストゲート全4門の大迫力の放流の姿を撮影しようと、プレミアムコース参加者限定で入場できた紅葉橋にはカメラを構える人々の姿が見られました。

 限定イベントであったため、参加者は、思い思いの場所や時間にゆったりと見学・撮影できました。

放流を見上げる参加者の様子。

下流には虹ができていました。

プレミアムコース参加者のみでゆったり見学しました。

ご当地グッズやグルメの販売もされていました。

放流の合間にパンとお水をいただきました。

八ッ場ダム発電所見学の様子。

 同日には八ッ場ダム発電所の見学も行われました。

 実際の発電機へのプロジェクションマッピングにより、水力発電所のしくみがわかりやすく解説されました。

 美しいプロジェクションマッピングは是非、今後の発電所見学に参加して体感してみていただければと思います。

 今回取材では、ふるさと納税者限定イベントという新しい試みに参加させていただき、ダムを生かした地域活性化の新たな可能性を感じることができました。