2023.12掲載
一般財団法人 水源地環境センター
研究第一部 最上 友香子
今年も全国のダムファンが集まり、熱いダム愛を語り合うイベントが、令和5年9月10日に新潟県 ダムファンの集いの場としての側面だけではなく、全国各地からのオンラインの参加もあり、阿賀町の交流人口増加につながるイベントともなっています。 昨年に引き続き、筆者も参加して参りましたので開催状況を報告します。 *令和4年開催のレポート記事、水源地ネット2022年10月号
*令和3年開催のレポート記事、水源地ネット2021年11月号
集合写真(上:阿賀町会場でのオフライン参加者、下:オンライン参加者) |
▼ダム手芸 プレゼントップバッターのダム手芸愛好家のくりさんからは、 「ダム手芸」作品の数々をご紹介いただきました。 江川ダム(福岡県)をモチーフに考えられた“えがっち”、台形CSGダムをモチーフにしたバッグ、ポケティッシュダムなど、どの作品も各ダムの特徴がしっかり捉えられたものでした。 |
赤いゲートが特徴的な |
台形CSGダムをイメージした |
いろいろな布地で作られた |
▶2023年森と湖に親しむ旬間 大石ダム見学 今年の7月29日に行われた「大石ダム(新潟県)」の見学会の参加レポートが紹介されました。普段は入れない監査廊や操作室にも入ることができ、大変盛況だったとのことです。 国土交通省及び林野庁では、毎年7月21日から7月31日までを「森と湖に親しむ旬間」と定め、全国の多くのダム等において、ダム見学会や森林学習といったダムや森林の役割をより身近に感じられるようなものをはじめ、様々なイベントが開催されています。 |
大石ダム見学のプレゼン |
阿賀町のダム 鹿瀬ダムの紹介 |
◀阿賀町のダムの紹介 本ミーティングの開催地である阿賀町のダム「鹿瀬ダム」にまつわるプレゼンも行われました。 約10年前に行われた鹿瀬第一発電所のリニューアル工事の様子を貴重な写真とともに説明いただきました。 真面目なダムの話の後は、寒河江ダムや周辺観光地をご友人と楽しく巡られた際の旅行記も紹介いただきました。 |
▶湯原ダム ダムマイスターのSUJUNさんからは、湯原ダムの下流に位置する「湯原温泉砂湯」に訪れた際の様子をご紹介いただきました。 ダム下流部から堤体を眺められる温泉は、小牧ダム、日中ダムをはじめ全国各地にありますが、今回紹介いただいた湯原温泉砂湯は、
日本一のダムビュー「混浴露天風呂」ということで、ダムビュー撮影の難易度は高めの温泉だったようです。 |
湯原ダムと湯原温泉砂湯 |
『心のダム』のプレゼン |
◀心のダム ダムマイスターの目黒公司さんからは、「心のダム」について話題提供いただきました。 「心のダム」という言葉は、合唱曲やゲームのキャラクターソングに出てくるもので、これを皮切りにJ-POPの歌詞における「ダム」の用例を真面目に(かつ面白く)紹介いただきました。 著作権の都合もあり、残念ながら具体的な内容は本記事では紹介できませんが、思いもよらない観点からもダムに関するトークができるのは「推しダムリレーミーティング」の魅力です。 |
当日八ッ場ダムを訪れていたオンライン参加者から急遽ダムからの生中継が行われるなど、フリートークタイムも盛り上がりました。 |
八ッ場ダムに訪れていた▲ |
筆者からの話題提供▲ |
▶来年の開催に向けて 「推しダムリレーミーティング」の前身となった「阿賀町ダムシンポジウム(平成30年開催)」「阿賀町ダムシンポジウムII(令和元年開催)」は現地での講演会や見学会として開催されていましたが、 コロナ禍の状況を踏まえて、令和2年以降はオンライン形式(令和3年以降はオフライン併用)で開催されてきました。 コロナ禍で開催が控えられていたリアルイベントも開催可能となりつつある中で、今後はリアルイベントの復活に向けて動かれています。 そこで、今回は新たな取組みに向けて「お試し」でオフライン参加のSUJUNさんと筆者でダムグッズの展示を行いました。 |
ダムグッズの展示▲ 壁に飾られているのはSUJUNさん作成の某旅行情報誌のパロディ年賀状、 机に並ぶのは筆者が趣味で製作したダムのキャラクターのぬいぐるみと |
今回のイベントの発信地となった阿賀町は、新潟県の東部に位置し、多くの山々と豊富な森林資源、そして大河・阿賀野川と清流・常浪川の流れに恵まれた、水と緑の美しい町です。 阿賀町では、4つのダム(小荒ダム、鹿瀬ダム、豊実ダム、揚川ダム)があることから、「ダム」を通じた阿賀町の魅力発信に取り組まれています。 主催:阿賀まちづくり株式会社
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おしだむ参当日に撮影した |