国土交通省 東北地方整備局
岩木川ダム統合管理事務所
国土交通省では、毎年5月を「水防月間」と定め、各関係機関では水防活動のPRや水防意識の高揚に努めております。東北地方においては、総合水防演習を東北6県持ち回りで毎年実施しており、今年は青森県鶴田町において「岩木川総合水防演習」を実施しました。青森県内では平成28年度「馬淵川総合水防演習」以来8年ぶりの開催となりました。
こちらは東北最大級の総合水防演習となっており、万が一の水害に対応できる知識と防災意識を高めるために出水期の前に実施されました。近年発生の令和4年8月出水においては会場付近の堤防において水防団による土のう積み工により岩木川の氾濫を間近に食い止めた実績もあり、水防活動の重要性を目の当たりにしています。
そのような河川が主役の総合水防演習ではありますが、当事務所でも令和4年8月豪雨の際の資料の展示と模型によるダムの効果実験を行いました。当日はたくさんの来場の方に来ていただき出展ブースは盛況となっていました。特に模型によるダムの洪水調節効果実験は子供たちに大人気で、家族でダムの効果と下流河川への影響を学んで行かれました。
地域の方々へダムの役割を周知するとともにダムへの関心を深め、また防災意識を啓発するという広報活動の役割を果たすことができました。
ダムの役割と効果をパネルで説明
ダム効果実験を3世代で体験