11月28日に「水源地環境センター第26回技術研究発表会」を東京都千代田区の千代田放送会館において開催しました。国、県、電力会社、建設コンサルタント、建設会社、及び大学関係から会場がほぼ満席となる180名に参加いただきました。

技術研究発表会の会場の様子

平井理事長の開会挨拶
特別講演では、特定非営利活動法人日本水フォーラム代表理事であり、一般社団法人水の安全保障戦略機構代表理事でもある竹村公太郎様から「水力発電の復権と水源池域再生」と題してご講演をいただきました。
日本のエネルギー変遷及び世界と比較した日本のエネルギー事情からの日本列島における水力発電の価値、重要性をわかりやすく明確にしたうえで、水力発電の可能性検討として、既存ダムを最大活用する上での課題や解決に向けて検討できるさまざまな方策をご紹介いただきました。
また、それらを分散エネルギーのシステムや流域共同体の再構の観点で捉えることの示唆もいただきました。参加者の各分野で非常に関心のある貴重なご講演を頂きました。


竹村公太郎氏による特別講演
研究発表では、現在水源地環境センターで実施している調査研究について、7課題を発表いたしました。発表ごとに会場から質問やご意見をいただき、今後の研究の糧になる議論となりました。それらは水源地環境技術研究所所報にも掲載されていますので、そちらも是非御覧ください。
発表会後には、発表者も交えて意見交換会を開催しました。調査・研究内容に関する議論や参加者同士の交流など、和やかな会となりました。

発表会後の意見交換会の様子

文:一般財団法人 水源地環境センター
岩下友也