
国土交通省 東北地方整備局
岩木川ダム統合管理事務所
令和8年6月24日(水)、黒石市の山形地区センターにおいて、大規模洪水を想定した自主防災訓練が実施されました。本訓練は、山形地区自主防災組織からの要望を受け、山形地区自主防災組織、黒石市および岩木川ダム統合管理事務所の3者合同で行ったものです。
近年頻発している異常豪雨や局地的な大雨等に伴う水害の教訓を踏まえ、適切な避難行動や人的被害の軽減のためには、水害に対する防災意識の向上や平常時からの備えが重要です。こうした観点から、大雨や台風による災害に備え、浅瀬石川ダムの緊急放流(ダムに流れ込む水が計画を超えた際、流入量と同程度の水を下流へ流す操作)を想定した避難訓練を実施しました。
訓練当日は、黒石市山形地区の住民や消防団員など約60人が参加しました。まず、大雨によるダム水位の上昇に伴い緊急放流を行うとの想定のもと、浅瀬石川ダムの警報設備(サイレン・スピーカ)を実際に作動させる「ダム警報訓練」を実施しました。落合警報所、富岡警報所、袋警報所から、緊急放流を知らせる案内放送とサイレンの吹鳴が行われました。続いて、住民の皆さんは指定避難所である山形地区センターまでの避難行動訓練に取り組み、避難情報の伝達から避難所への移動手順を確認しました。
避難所に移動してからは、緊急放流時には河川水位が急激に上昇することから、川沿いを避けて避難することの重要性について、浅瀬石川ダム管理支所長から説明が行われました。また、万が一の事態に備え、段ボールベッドや簡易トイレの組み立て体験も実施され、参加者は実際に手を動かしながら防災グッズの使い方を学びました。参加した関係者全員が、一連の訓練を通じて防災意識を高めることができました。
いざという時に適切な避難行動をとっていただけるよう、岩木川ダム統合管理事務所では、今後も関係自治体や地域の皆さまと連携し、地域の安全・安心の確保に向けた防災の取り組みを継続してまいります。

警報所及び避難所(山形地区センター)位置図

避難所に避難する参加者

浅瀬石川ダム管理支所長による講話

段ボールベッドの組み立て体験

警報設備の点検