美和ダムストックヤード施設の見学会を実施しました

国土交通省　中部地方整備局
三峰川総合開発工事事務所

■昨年３月に概成した国内初の堆砂対策施設

国内初の湖内堆砂対策施設であるストックヤード施設が令和３年３月に概成して、初めての一般見学会を７月23日に行いました。当日は天気にも恵まれ、多くの方にご来場いただき大変好評でした。

ストックヤード施設とは、ダム湖（美和湖）に流入・堆積した土砂を、非洪水期に浚渫して一時的に貯めておく施設で、土砂バイパストンネル運用時にダム下流に排砂します。現在は、令和６年度の供用を目指して試験運用期間中で、令和３年７月に第１回目の試験運用を実施しました。

昨年３月の概成後は、コロナ禍の影響で一度も見学会を行うことができませんでしたが、今回初めて行うことができました。

分派堰下流からストックヤード全景を望む

上流よりストックヤード全景を望む

開催について、ツイッターやホームページでお知らせして、さらに新聞にも記事が掲載されたこともあり、遠くは東京や愛知方面など、県内外からダム好きな方や観光客など多くの方にご来場いただきました。

また、この日は美和ダムや小渋ダムなどで「森と湖に親しむ旬間」のイベントを行っており、ダム見学とあわせて寄っていただいた方もいました。

見学会は、普段入ることができない管理用通路やゲート室を見学していただくという内容で行い、施設内を自由に歩いていただきました。

全国的にも珍しい施設のため、参加者も事業内容に興味津々で、スタッフからの説明を聞き入っていました。また、ドローンからの映像をモニターに映して、空から見るストックヤードを楽しんでいただきました。

見学後はアンケートにご協力いただき、「良かった」「また参加したい」「説明がわかりやすかった」などご意見をいただきました。他には、「実際に排砂をしているところを見たい」という要望が多かったです。

今後も多くの人に見ていただき、事務所が行っている事業や、施設の役割を理解していただきたいと考えております。

美和湖周辺は、これから紅葉が美しい季節になります。美しい山、湖の景色を楽しみに、美和ダムやストックヤードにぜひお越し下さい。

夏の美和ダム


美和ダム周辺の紅葉

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