“津軽ダムパーク” に幾何学模様を描く

国土交通省 東北地方整備局
岩木川ダム統合管理事務所

令和5年2月18日 (土) 、岩木川ダム統合管理事務所が管理する “津軽ダム” のダムパークを利用し、雪原に縦約30m、横約60mの巨大スノーアートを制作しました。これは、岩木川ダム統合管理事務所開設(平成29年4月)以来初めての企画です。

スノーアートとは、スノーシューの足跡で幾何学模様を描くアートです。今回作成するアート作品の模様は、津軽ダムが立地する西目屋村伝統の「西こぎん」の模様と炭俵を背負った娘をかたどった「目屋人形」の炭俵部分を図案化して、これらを融合したデザインです。

制作はスノーアーティスト集団「 It’s OK.(イッツオーケー)」の2名のメンバーがスノーシューを履いて雪を踏みしめ、当日の10時から15時まで、休憩をはさんで約4時間がかりで作りあげました。

西目屋村では2月1日 (水) から2月19日 (日) まで「乳穂ヶ滝におがたきライトアップ」が開催され、2月18日 (土) と2月19日 (日) は「白神山地ビジターセンター冬のふれあいデー」も開催。また、夜間は当事務所のダムライトアップも2月19日 (日) まで開催となっており、イベントが集中しているため、集客が見込まれる2月18日 (土) にスノーアートを企画したものです。

制作時間は、人が集まりやすいように10時開始としました。観覧については、制作過程に興味がある方も、完成形だけ見たい方にも分かりやすいように、制作時間をホームページとツイッターで公表しております。このイベントは、津軽ダム初企画ということもあり、地元新聞に取り上げられ、実施前と実施後に記事が掲載されました。また、制作が始まった様子を、当日のツイッターでも紹介しました。

スノーアートは、冬の天気にとても左右されるイベントです。このアート作品はスノーシューの足跡に雪が積もって見えなくなるまでの時間限定であり、観覧終了時期の予測がつきません。また、津軽ダムパークの雪原には照明設備が無く、この作品は日中だけの観覧になりますので、夜間は「津軽ダムライトアップ」を見て楽しめるように企画を組んでおります。

この日は17時30分のライトアップ開始前から、ライトアップ目当てに入場してきた方もおりましたが、巨大なスノーアートを見て驚いた様子でした。

スノーアートを見逃した方や、遠方に住んでいるため来ることができなかった方にも、ご覧頂けるように、ホームページとツイッターで後日完成した作品を公開しました。

一般の方は、冬期間にダムに来る機会が少ないと思われますので、冬にイベントを企画して、ダムをよりいっそう身近に感じていただけたらいいな、という思いで実施したものですが、津軽ダムパークの雪原ならではの空気を感じながら、心身ともにリフレッシュして頂けたのなら幸いです。

▼ 西こぎん

▼ 目屋人形

津軽ダムパークの雪原に完成したスノーアート



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