日本ダムアワード２０２２　～宮ヶ瀬ダムがダム大賞を受賞～

2023.2掲載

一般財団法人 水源地環境センター

研究第一部　最上 友香子、真柄 圭

　2022年12月17日 (土) に東京カルチャーカルチャー（東京・渋谷）において日本ダムアワード２０２２が開催されました。
　TwitCasting (ツイキャス) を利用した有料配信も行われ、会場での参加者を含む全国の参加者に見守られながら、ノミネートダムのプレゼンテーション及び各賞受賞ダムの表彰が行われました。

　ダムアワードは、一年間のダムの活躍を振り返り、ダムファン有志による選考委員が今年活躍したダムをノミネートし、選考委員と当日の参加者の投票により、ダム大賞と部門賞を選出し、その功績を讃えるものです。

▲プレゼンターの方々と各賞受賞ダムのトロフィーの記念撮影
（左から、雀部一夜さん、みつはしさん、星野夕陽さん、佳さん、damjinさん）

日本ダムアワード２０２２　ダム大賞および部門賞受賞ダム

ダム大賞・部門賞 ダム名 所在地 事業者
ダム大賞 宮ヶ瀬ダム 神奈川県 国土交通省
放流賞 温井ダム 広島県 国土交通省
低水管理賞 銅山川３ダム 愛媛県 ・国土交通省　
・水資源機構　
イベント賞 竜門ダム 熊本県 国土交通省
洪水調節賞 白川ダム 山形県 国土交通省

今回でダムアワードは 10回目！

　第１回目となる「日本ダムアワード２０１３」が、2013年12月に東京カルチャーカルチャー（お台場）にて開催されたのを皮切りにダムアワードは毎年開催されており、2016年12月には有志の集まりから日本ダムアワード選考委員会が発足、第４回目以降は東京カルチャーカルチャーの移転とともに会場を渋谷に移し、今回で10回目の開催となりました。
　例年は夜の開催でしたが、今回はダムアワード史上初めて日中に開催されました。

　歴代のダム大賞受賞ダムは、以下のラインナップとなっています。

第１回日吉ダム（京都府／水資源機構）
第２回早明浦ダム（高知県／水資源機構）
第３回鬼怒川４ダム（栃木県／国土交通省）
第４回金山ダム（北海道／国土交通省）
第５回寺内ダム（福岡県／水資源機構）
第６回岩屋ダム（岐阜県／水資源機構）
第７回八ッ場ダム（群馬県／国土交通省）
第８回松原ダム・下筌ダム（大分県／国土交通省）
第９回丸山ダム（岐阜県／国土交通省）
第10回宮ヶ瀬ダム（神奈川県／国土交通省）【 今回 】

▲ダムアワード10周年!!

ダム大賞は宮ヶ瀬ダム

▲プレゼンされた宮ヶ瀬ダムナイト放流
（出典：日本ダムアワードHP）

▲ダム大賞受賞決定の瞬間

　2022年のダム大賞に選ばれたのは『宮ヶ瀬ダム』でした。

　プレゼンター みつはしさんによるダムの紹介では、イベント賞ノミネートダムとして、2022年10月に開催された『第４回 宮ヶ瀬ダムナイト放流（主催：愛川町）』の様子がプレゼンされました。

　公募にて募集され、抽選で選ばれた1,000名の参加者がライトアップされた光の中、ダイナミックなダム放流を楽しんだものです。

当日の会場の様子

当日の会場の様子を写真で振り返ります。

▲密を避けつつも熱気溢れる会場

▲放流賞ノミネートダム

▲低水管理賞ノミネートダム

▲イベント賞を受賞した竜門ダムのプレゼン

▲洪水調節賞を受賞した白川ダムのプレゼン

▲2022年の出来事を振り返り
（写真は試験湛水完了ダム）

　2023年も防災・地域振興・渇水時の補給など、全国のダムが多方面で活躍することを期待したいと思います。