令和7年度水源地域未来会議の開催について

国土交通省 水管理・国土保全局
水資源部 水資源政策課

○「水源地域未来会議」は、上下流交流や地域活性化交流等を通じた持続的かつ自立的な水源地域の未来形成に向けて、取組の課題や先進的な取組事例等を共有し、意見交換を行うことで、各地域の水源地域振興の取組の更なる深化を目指すことを目的として、令和5年度から年2回開催しています。

令和7年度水源地域未来会議は、6月に2日間にわたり東京で開催し、およそ60の市町村の自治体首長を含め、会場延べ約350名、WEB配信延べ約360名に出席いただきました。会議においては、水源地域を抱える自治体首長等によるダムを活用した上下流交流、イベントなどの事例紹介のほか、有識者による地域の活性化やインフラツーリズムに関する講演、国交省からの流域総合水管理に関する情報提供、参加自治体の事例パネルを交えたネットワーキングセッションなどが行われ、自治体間のつながりが促進されました。

令和7年度水源地域未来会議の開催状況

インフラツーリズムに関する講演

ネットワーキングセッションの様子


〇令和7年度第2回水源地域未来会議は、11月に御所ダム・四十四田ダムが位置する岩手県盛岡市・雫石町において開催し、北上川の流域圏をはじめ、全国各地から約100名に参加いただきました。 会議においては、御所ダムあるいは四十四田ダムの現地見学をはじめ、有識者によるダム等のインフラ施設を活用したインフラツーリズムや北上川流域の歴史、地域振興への取組に関する講演、ダムに関わる地元の取組紹介、国土交通省水管理・国土保全局水資源部から、水循環基本計画に位置付けられ、今年答申がまとめられた「流域総合水管理」についての話題提供が行われました。

また、ワークショップにおいては、「北上川流域の魅力と課題」をテーマとしてグループでの活発な議論が行われ、「ダムや周辺施設を活かした地域づくり」や、「ネーミングライツ」等のアイデアが新たな取組として提案されました。参加者同士の交流が深まった後、全員による記念撮影で幕を閉じました。


令和7年度第2回水源地域未来会議の開催状況

ダム見学の様子(御所ダム)

参加者記念撮影